とある人
いきなりですが、自分のルーツを直感的に調べたいと思ったことはありませんか?

自分の先祖はどこから来たんだろう、何をしてたんだろうと。

曽祖父母くらいまでであれば、家系図を取り寄せればなんとか調べることができるかもしれません。

ただ、それよりもっと先、それこそ情報や制度がまだしっかりしていなかった時代から、もっと遡った時代まで。

調べてみたら、自分が思いもよらなかった話が舞い込んでくるかもしれませんね。

 

 

直感に価値を見出したい

なぜ、こんなことを急に言い出すのか。

自分の中ではあまり急な話ではないのです。

私が、自分の中の一生の宿題と課している問題。

それは「自分とベトナムとのつながりを歴史的な面から証明したい」ということ。

歴史的側面から見た、日本とベトナム

日本とベトナムの交流の歴史はいまだに解明されていないことが多いようです。

ベトナム中部の街、ホイアンには「来遠橋(通称日本橋)」と呼ばれる橋があったり、街があったりしたそうですが、その歴史はまだあまり証明されていない。

近年になって、お互いの国の外交的・観光的な交流は活発になっていますが、それもつい最近からの話。

発展めまぐるしいベトナムですが、それでもまだ解明されていないことは多いのです。

私の人生を変えた直感

私が初めて「ベトナム」という国に触れたのは、妻でした。

妻と私の関係は、友達の友達。ベトナム人はその当時会ったことも、見たこともありませんでした。

東京で知り合った我々は、私の一目惚れと猛アタックで付き合うことになります。

彼女を初めて見た時、

「俺はこの人と結婚する」

と直感で感じました。

それがなぜかは今だによく分かりません。付き合ってもいなかったのに。

加えて、彼女とうちの母親の誕生日が一緒だったんですね。

これは、きっと何かの運命だと思いました。

衝撃的な初渡航

ベトナムに初めて渡航した日は、今だによく覚えています。

自分のこれからの人生を大きく変える出来事に出会ったからです。

2016年3月、ホーチミン市タンソンニャット空港。

3月ということもあり、日本では春先の気候がいい時期でした。

羽田空港から、深夜便でホーチミン市に向かう道中では、初めての東南アジアということもあって、期待と少し不安もありました。

漠然とした、東南アジアへのイメージ。

ヤシの木が生えて、暖かくて、のんびり過ごしている。

ベトナムには、ビルはどのくらいあるんだろう?なんてふざけた妄想もしていました。

ベトナムの早朝朝6時ごろに、タンソンニャット空港に着陸。

飛行機の中からすでに、モアッとする熱気(分かりますかね)が、充満し始めます。

「もうすでに暑いじゃん!」なんて思っていたのを覚えています。

イミグレは、見たことがないくらい殺風景。

緑色の制服を着た検査官が、入国審査を行います。

入国審査を抜けると、下に降りて荷物を受け取り。

SIMカードなども持っていなかったので、ここで購入。

日本では考えられないくらいあっさりSIMを購入して切り替えることができたことも驚きました。

それを抜けて、自動ドアを抜けた瞬間…

「俺は、ここに来たことがある」

と直感的に全身に感じました。

今まで、中国やオーストラリア、ヨーロッパ旅行に行った時には感じることがなかったこと。

来たことも行こうと思ったこともなかった国で、こんな感覚を得るなんて予想もしていませんでした。

そこからベトナムにのめり込む

そこからは、ベトナムに住むようになるまで9度ほど観光でベトナムに行きました。

ホーチミン市だけではなく、ハノイやホイアン、フエ、ダナン、ニャチャンなどの観光地に滞在したこともあります。

ベトナムに旅行したり、住んだりすると、もちろん環境や考え方の違いからいいことばかりではありませんが、それでもこだわりのように何度も何度もベトナムに向かいます。

妻の実家があるから、と言ってしまえばそれまでかもしれません。

ですが、どちらかといえば、ベトナムにこだわっていたのは私の方でした。

それだけ、「何か分からない何か」に対して無限の期待を寄せていたのかもしれません。

「何か分からない何か」を証明したい

歴史的なつながりが、今だにはっきりしていない日本とベトナム。

私は、その中でも自分の直感を信じて研究して行きたいと考えています。


1:日本とベトナムの歴史的なつながり

2:日本人はいつからベトナムに渡航していたのか?

3:渡航していたとしたら、どこの地域だったのか?

4:現地に住む日本人とベトナム人の間に子どもがいたり、家族ができたりしたのか?

5:ベトナムから日本に移住したベトナム人はいたのか?

6:いたとしたら、そのベトナム人はどこに多かったのか?

7:キリシタン弾圧との関係

8:日本人奴隷との関係

9:東南アジアの日本人との関係

10:その他東南アジアとの関係


などについて考察していきます。

また、ベトナム側の資料もどうにかして調査することができれば、今までになかった話が出てくる可能性はありますね。

それでは、以上。ありがとうございました。