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今回は、ベトナム語初級〜中級にかけての勉強法や実際の解説を交えながら説明します

初級向けもしくは上級者向けのベトナム語の学習サイト・動画などはたくさんありますが

初中級者向けのものは少ないのが現状です。

そういった悩みを持つ人のために、そして独学で頑張る人向けの記事になります。

この記事では、超初級向けの紹介はしておりません。

簡単なベトナム語や人称代名詞などはすでにある程度理解されている方向けです。

 

ベトナム語の需要は今後も高まる?

ベトナムの今後の人口推移を見ていくと、少なくとも 2050年までには1億1000万人を

突破するのではないかという見込みが発表されています。

日本の人口減少率を見ると、同時期の日本では1億人を割り込むと予測されています。

つまり、単純に計算して1億人以上の人がベトナム語を母語とする可能性があります。

ベトナムには少数民族もいますし、民族によって言語が異なる場合があったり

国籍のみベトナムであるというような国民も数多くいるということで

統計をそのものを鵜呑みすることはできませんが

少なくとも今よりベトナム語の需要の高まりは容易に推測できることでしょう。

とある人
ベトナムはまだまだ人口が増え続けている!

学習方法

ベトナム語をいざ学習しようと考えた時、まず学校に通うか独学かで別れますね。

それぞれの方法について解説していきます。

学校に通うパターン

まず学校に通って勉強するパターンから解説します。

これはどこに住んでいるかということによって話は変わってきますが

日本に住んでいる場合、特に東京など首都圏ではいくつかの語学学校で

ベトナム語のコースを解説している場合があります。

これは、主に趣味というより実務に関連して、勉強する必要がある人向けのようです。

学費も、やや高額で3万からで複数回のコースを組むような形が一般的なようです。

独学するパターン

次に独学するパターンを解説します。

かつてのベトナム語の学習環境より、ニーズに伴ってかなりベトナム語を

独学できる環境というのは広がっています。

教科書を買ってきて自力で…というより、オンラインコースで受講できるという

サービスが充実してきているように思います。

オンラインコースでは、通学に比べて非常に安く受講できることがメリットです。

おおよそ1000円以内では、複数回コースを受講できるようになっています。

とある人
ちなみにわしは完全独学だ!

選ぶ際に注意すること

特にオンラインコースを受講しようとしている人に注意すべきことがあります。

それは、「講師の方言」「講師の質」の問題です。

講師の方言について

まず、注意しなければいけないのは、ベトナム語講師の方言についてです。

ベトナム語には大きく分けて3つの地域による方言の差があります。

北部方言

これは、ハノイを中心とする北部近郊の方言で、ベトナム語の教科書に

ついてくるCDなどは必ずと言っていいほど北部のイントネーションで収録されています。

日本人の駐在者が一番多い地域も北部だと言われています。

中部方言

主にフエやダナン近郊の方言になります。

ベトナム語を勉強する上で一番難しいと言われている地域の言葉で

実際にベトナム人の中でも、聞いて理解できない人もいるくらい

ベトナム語というより別の言語に近いという感覚だと思います。

中部方言を喋ることができる外国人は非常に少ないはずです。

南部方言

経済の都ホーチミン市を要する南部地方の方言です。

南部といっても、北部や中部と異なり、各都市から来ている移住者も多く

北部方言より複雑に混ざっている印象も受ける方言です。

ホーチミン市にも日本人駐在や観光客も多くおり、増え続けています。

講師の質について

ベトナム語がしっかり研究されている言語かと言えば、それは答えに窮します。

日本語は、かなり研究されている言語で、いくつもの資料やテストなど

学習者ウェルカムな環境が整備されています。

ベトナム語の場合、日本語やその他の主要な言語に比べて

学習者が少ないことや、研究がまだまだ進んでいないことなどもあり

人によって言うことが違う、なんていう状況もザラにあります。

それは、講師の質にも直接影響することです。

講師の中には、大学生で日本語が喋れるからという理由だけで

オンラインコースの講師をしている学生がいたり

違いをしっかりと説明できない講師もいたりする場合があります。

日本語も同様ですが、ベトナム人=ベトナム語ができるというのは

イコールではないということはしっかり認識して講師を選びましょう。

どうやって学ぶ方言を選ぶのか?

吹き出しベトナム語
ベトナム語のこと全然分からないけどどうしよう?

ベトナム語を学ぶ際にどうやって選ぶのか?

という悩みについて答えていきます。

標準語がない言語である

まず1つ目に、ベトナムには標準語という概念がないということは

しっかり理解しておいてほしいところです。

日本語の感覚からすれば、東京(関東)の言葉が標準(基準)語である

という認識は少なくとも浸透していると思います。

ベトナム語の場合、よく言われることは

「北部の方言がベトナム語の標準語である」

なんて声高らかに言う人がいますが、それが間違っています。

北部方言が標準語だ!という人へ会った場合

仮に、北部方言が標準語だと主張する人と出会った場合の話をします。

というか、こういうことを言う人はたーくさんいます。

少なくとも北部出身者は、自分の喋っている言葉が国の標準語だと

聞いて譲らない傾向にありますし

どこの方言を勉強すべきか?と質問すると

確実に、「北部方言です」と返してくると考えてください。

そういう人には、「北部方言が標準語だという根拠をください」

申し出てみてください。

「ニュースで喋っている言葉だから」と言われたとします。

少なくともそれでは根拠が弱すぎますが

日本のようにニュースでは標準語を喋るということはなく

ホーチミン市では南部方言でニュース原稿を読む人もいます。

バラエティに出てくる芸能人、映画俳優、歌手など

南部方言で喋ることはとても多いです。

ただし南部に住むために北部の方言で勉強するのは構いませんが

北部に住むのに南部方言を勉強することはおすすめしません。

シンプルに伝わらない可能性が高いからです。

住む場所や関わる人によって決めるべき

結論、現段階の結論から言えば

「住みたい場所や関わる人によって勉強する方言を決定すべき」

ということにしています。

初級後半から中級になってくると、方言の差や単語の違いも

見聞きして理解が少しずつできるようになってきます。

ベトナム語を勉強する理由になった人、気持ちを優先させてください。

例えば、職場で出会ったベトナム人が北部出身であれば北部方言を

南部出身であれば南部方言を、中部であればどっち寄りの言葉かを聞くなど。

または、住んでみたい地域が北部であれば北部方言を

南部地域であれば南部方言を、中部であればどういう言葉を喋っているかを

確認しながら勉強するというのが1番効率的だと考えます。

このブログで紹介するベトナム語

このブログでは、主に南部方言をメインに扱うつもりです。

しかし、いくら方言があるといっても共通している部分も、もちろん多いし

南部に住むから北部の方言を勉強しない!なんてのは、ナンセンスだと感じます。

中級から上級を目指していく上で

ベトナム語の1つのタイプの方言しか知らないというのは

次のレベルに上がるためには不十分だと考えています。

すでに北部の方言は日本にある教科書である程度カバーできる部分ではあるので

南部方言や表現を中心にカバーしていくつもりではあります。

まとめ

今回の記事で言いたかったことは以上になります。

  • ベトナム語の需要はあるのか?
  • ベトナム語学習は通学すべきか?独学か?
  • 方言はどう対応すべきか
  • 注意すべきこと
  • 現段階での考察

次のブログからは、実際のベトナム語の紹介を開始していきます。

以上、また!