こんにちは。
今回も、Upworkでの仕事に英語より必要なものについて考えていきたいと思います。
Upwork以外のプラットフォームでも当てはまる可能性はありますが、今回はUpworkに限定して考察していきます。
前回も似たような記事を書いておりますが、今記事ではさらに踏み込んで書いていこうと考えています。
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Upwork基本情報
Upworkとは、アメリカ・カリフォルニア州に本社を多く、いわばフリーランサーのための世界最大級のプラットフォームの1つであるというのはすでにおおよそ周知の事実だと思っています。
Upwork内での基本的なやり取りは全て英語です。もちろん特定の言語を主軸とした場合(見たことがあるのはフランス語、イタリア語、中国語、日本語、スペイン語あたり)には、その限りではありません。
求められる英語のレベルは実に様々で、自分の母語さえ理解できていれば問題ないパターンもあるし、極めて専門的な英語の知識がなければできないこともあります。
よって、ここで英語の能力がどの程度必要なのかということを結論づけるのは不可能だと断言していいと考えます。
英語の能力を証明するために
時折、プロジェクトの中には、英語の能力を証明できるか?という設問がある場合があります。
このCertificateをどうするか、ということであれば、私はTOEFLをお勧めします。
まず、世界的に見て、英検はおおよそ役に立ちません。あれは国内専門の英語能力の判断基準であると考えます。
無論、勉強しても意味がないということはありません。その資格を取得していても何ら問題はないと思いますが、こと証明となった時に、果たして日本人以外のどの程度の人が、英検という資格を認識しているかは不明です。
次にTOEICですが、これもどちらかといえば日本国内向けの資格ではないかと考えています。
もちろん海外でもその名前を聞いたことはあります。国によるかもしれませんが、少なくとも日本以外の国ではそこまで重要な資格にはなっていないのではないかというのが私の考えです。
歴史的な側面を見ても、日本からの依頼を受けたアメリカの機関が作成したテストのようなので、その辺も納得がいくかなと思います。
TOEFLは、その特性上、非英語圏の外国人向けの英語テストになっており、海外の高等教育機関への進学の際に基準となるスコアを提供する資格となっています。
とりわけ海外に留学したい学生や、その他外資系企業などに転職を考えている人などからも広く受験されている資格です。
IELTSとの違いは、IELTSはイギリスの機関が作成している資格となっており、アメリカ系のネイティブからすれば、英語が少し形式的な、悪く言えば古い言い回しを使っているような試験になっているとのこと。
TOEFLは、アメリカの機関が作成していることや、書類審査の基準となる面もあり、アカデミックな要素を含んでいる資格となっていること、スピーキングのテストがあること(IELTSにもあります)で、私はこの点からTOEFLをお勧めしたいと考えています。
英語ができないことはあまり問題ではない
とは言いつつも、これまで仕事を受けてきた経験から言えば、英語ができるかどうかはそのプロジェクトによるという話はしたと思います。
例えば日本語の音声を吹き込むだけの仕事の場合、クライアントとのやり取りは翻訳系のソフト(Google Translate, DeepLなど)を使えばいい話ですし、文字の書き起こしで日本語から日本語への書き起こしを依頼している場合には、それも同様にクライアントとのやりとりに、複雑な英語は必要ありません。
もっと言えば、近年のAIの凄まじい発展によって、言語間のコミュニケーションはさらに円滑に、迅速に、完璧になっていくものと推測しておりますので、今から英語を初級の勉強から始めることは、時間的な効率を考えても、フリーランサーとして生きていこうと思うのなら得策ではないと思います。
ChatGPT禁止令?!
AIの発展によって近年ますます有名になってきたChatGPT含むAIソフト。これは本当に将来的にさらに改善が進んでいけば、もっと業務を改善し、迅速にするだけではなく、人間の仕事を奪っていくものと容易に推測できます。
最近では、AIに関係するプロジェクトも増えてきました。
プロンプト(Prompt)を作成するような仕事も出てきたり、基本的な情報を入手するには、ググるよりも到底早いと感じます。
正確性などにまだ改善の余地はあるようですが、おそらく数年以内にはもっと大きな位置を占めるソフトになることは間違い無いのではないかと確信しています。
Upworkで仕事を依頼してくる側も、そういったAIの使用を禁止したり制限したりするようなルールを設定している場合が増えてきました。
特に同じAI関連の仕事に関しては注意が必要です。
Upworkにおいて英語より必要なもの
主題に入ります。
Upworkで英語より大事なもの、それは「時間の確保」です。
近年「タイパ」などという言葉が流行っているとの話を聞いたことがありますが、まさにこの「タイパ」とタイムスケジューリング、時間の確保は極めて重要だと感じます。
BST : British Summer Time
ASAP : As soon as possible
このように、明日までのファイルを完成できる?とかすぐOKか返信して!とか、このようなメッセージはよく届きます。
専業でフリーランサーをやっている人でない限りは、本業が終わってからの作業となると思いますので、翌日までにお願い!となると寝れないような日々が続く可能性もありますよね。
そういうことで、時間の管理は特に大変で、しかもいきなり依頼が届いたりすると、元々の様々な予定を大幅に変更しなければいけない可能性も出てきます。
日本でも副業をしなければいけない、日本の賃金は上がっていかないから外貨を獲得したいと考えている人は増えてきているのかもしれません。そうなった時に、いきなりフリーランサーとして旗揚げできる人はそう多くはないと思いますので、まずは副業から初めて見るパターンも多いと思います。
フリーランサー思考は危険?
正直、いきなりフリーで仕事を取っていこうと考えるのはかなり危険は発想なので、やめるべきだと思います。
今現在フリーで活躍されている方も、会社員時代や副業時代からある程度収益と顧客を既に獲得した状態からフリーに転身するパターンが多いと思いますので、闇雲に「会社員時代からフリーランスの時代へ」のような安易なキャッチフレーズに決して騙されてはいけないと思います。
フリーランサーをやっていて思いますが、フリーランサーはある意味自由で、ある意味不自由です。
自由な面ばかり切り取って、ノマドとか職場や時間を自由に選べる…というところばかりに着目すると、完全に痛い目を見ると思いますので、まずはしっかり実績を作ったり、時間の作り方を調整したりと、段階的な移行を強くお勧めします。
私のようなまだまだ駆け出しのフリーランサーにとっては、自分の時間における価値を上げることに優先意識を向け、とにかくプロジェクトをこなして実績を作ることより、何かに特化した人材になるか、自分の価値を証明できる何かに取り組むことを考えるべきだと思います。
契約意識を持つこと
時間に対する意識が変わってくれば、無駄なことが減っていきます。
フリーランサーの多くは契約です。クライアントと自分との契約関係にて業務が行われますので、契約が遂行できなければ給料はないし、完了したのに支払いがないクライアントは淘汰されていくものです。
明日までに完成させてほしいプロジェクトがあって、明日までに完了できなければ、給料がないか、次がないだけです。
そういった意味でも、時間を作るということを念頭に置いて取り組む必要が、フリーランサーにはあると考えますし、会社員時代にはあまり考えなかったことまで考えなければいけないので、それが向かないのであればフリーランサーは向いてないという結論になるでしょう。
まとめ
多くのフリーランサーにとって、プロジェクトが取れるかどうか、それが完遂できるかどうかは大きな課題になります。同時にフリーランサーとして生活できるようになるためには、様々な大きな壁が残っています。
「時間の意識」については、会社員時代とは全く異なるもので、仕事からプライベートから休日から、その全てを自分で設定することができるが故に、下手すれば常に時間に追われている状況、心理的に焦ってしまう状況になってしまう人もいるかもしれません。
専業でできるほど仕事があるわけではないが、副業にしては仕事は溜まってきている…という状態が一番しんどい時期かもしれませんが、定期的なクライアントがつくようになると、比較的心理的にも楽になって、固定給も少しずつ増えてきます。
そうなってくると、今度は自分の価値を高めることに専念できるようになります。
英語をもっと上達させる、何かしら技術を身につけるなど今の時代できないことはほぼないと思っています。
そういう面からも、時間の意識を改善してみてはいかがでしょうか。
それでは、以上。