こんにちは。
今回は、Upworkで失敗した出来事をシェアしていこうと思います。
これから始めようとしている方、仕事をなかなかゲットできなくて焦っている方は、一度こちらを参考にされてみてもいいかもしれません。
5ドルの案件事件
これはUpworkを初めてまだ実績が少なかった頃の出来事。
ある日、いつものように案件を探してると、Japanese Translation の案件を見つけました。
そこに書かれていた内容は、とある短い英語の文章を日本語に翻訳してほしい、との内容で、報酬は$5。
当時、まだ実績や経験がなく、仕事を取ることに苦労していた私はその案件に飛びつきました。
感覚的に、そのような案件は応募してからすぐに返事が来る気がしています。(他に応募者がいないような案件?)
その人のプロフィールによると、欧米の会社でとある機械系のエンジニア?のようなことをやっていると説明を受け、次のマシーンの使い方について翻訳してほしいとの依頼をメッセージで受けました。
仕事を受けたことがなく、自分の実績などもなく、という状況の中でついに仕事が取れると喜んだ私はすぐに案件を承諾します。
今考えれば、そのボリュームを$5で受けるというのは少なくとも安すぎる案件ですが、フリーランスになりたての私にとっては(修行)の意味でもその案件を受け入れることにしました。
$5というのはUpworkの中でも最低金額で、それ以下で発注ができないように仕様になっていると思います。
ですが現段階では、そこからプラットフォームに対して手数料を払うので、Upworkから受け取る給料は実質$3程度になるということです。
次の日、そのドキュメントを提出すると、次にまたさらに多いボリュームの案件の依頼を受けました。
内容は6つのドキュメントの翻訳で、1つにつき$5と提示されます。(契約上はまとめて$30)
さすがに、翻訳自体に2時間以上かかる案件に関して$5というのはナンセンスすぎるなと感じ、このボリュームをこの金額でするのは難しいとストレートに伝えるも、「予算がないんだ」と断られてしまいます。
ドキュメントは、結局5枚以上あり、その後に受けた案件のボリュームの予算からするとおおよそ$100-200程度の案件だったように思います。
結局、その後もそのようなやりとりが何度も続くので、結局こちらから最終的にはお断りして、そのまま連絡を断ちました。
何か問題だったのか
近年Upworkに新規参入するフリーランサーは増加傾向にあると聞きます。
今までフリーランサーとして活動してこなかった人にとって「自分の価値の値付け」というのは非常に難しいこと。
しかも参入したばかりの頃は、実績を作るためになんとか案件を取りたいと躍起になるはず。
しかし残念ながら、そうした人を狙ったかのようにそうした低予算でハイボリュームの要求をしてくるようなクライアントも存在しているということです。
これは推測ですが、同じくフリーランサーとして活動されている方も、同じような経験をされた方は多いかもしれません。
解決策
解決策としては3つあると考えます。
- 必要以上に安い案件には手を出さないこと
- 値上げの交渉をしてみること
- 断る勇気を持つこと
安い案件には手を出さない
まず1つ目に、必要以上に安い案件には手を出さないこと。
応募した時点で、翻訳の中身を確認できる場合とそうでない場合があります。
もし$5の案件に応募したい場合には、翻訳の中身を確認させてもらえるようにお願いしてみることです。
募集の要項の中に word数を書いてある場合には、それを実際に計算してみるなどして、どの程度になるのかというのを確認してみましょう。
NDAの契約が必要な場合を除いて、内容を確認させてくれないような案件は注意した方が良いかもしれません。
Non-disclosure agreementの略で、秘密保持契約の略で自社の秘密情報を提示する上で第三者などに許可なく共有したり開示したりすることがないように行う契約のことです。
プロジェクトによっては、契約時にNDAの契約をしてほしいと要求がある場合があります。
基本的に断る理由はないはずなので、NDAの契約は済ましてしまいましょう。
値上げの交渉をしてみる
2つ目に、値上げの交渉をしてみること。
明らかにボリュームに対して金額が低すぎる場合には、この金額では受けることができない、正直に伝えることが大切だと思います。
フリーランスを始めたばかりだから、実績が欲しいなどの理由だけでそういった案件を受けてしまえば、結局実績にも経験にもならず、時間だけを無駄にしてしまいます。
そういうクライアントに限って、評価をまともにつけてくれることもありません。
安く安くで、経済が停滞している状況は、今の日本の経済を見ていれば理解できるかもしれません。
クライアントも、少なくとも日本語ができる存在を探しているわけで、その予算で受けてくれる人がいなければ予算を上げるしか無くなってくるわけです。
2時間を500円で売りますか?
だとしたらフリーランスで生きていくのは厳しいと思います。
断る勇気を持つ
3つ目に、はっきりと断る勇気を持つこと。
出来ない・難しいと感じる案件に関して、予算の交渉をしたとします。
それでも相手から突き返された場合には、しっかり断る勇気を持つことです。
新米なのに厚かましいんじゃないか、など正直考える必要はないと思っています。
なぜなら、フリーランスで活動するというのは、誰かが守ってくれるということではないからです。
会社員であれば、会社が守ってくれることもあるかもしれません。
ただ、フリーランスで働くということは、あなたの能力や時間を人に売るために自分の価値を高めながらクライアントの要求に応え続けることで、フリーとして生活していくことができると思っています。
…などと言いましたが、現実的な理由としてはあまりにも安く提示してくるようなクライアントは正直地雷だと思っているので、避けた方がいいのではと考えているだけです。
もし実績がなくて困っている、そのプロジェクトが$5で十分な量であると感じる場合には受けてみるのがいいと思います。
問題なのは、金額に見合った仕事なのかどうか見極めることです。
まとめ
今回は、過去にあった失敗談を共有させてもらいました。
これからUpworkで仕事を取っていきたいあなた、登録したものの仕事の取り方がまだ分からないあなた。
おそらくフリーランサーの多くは、過去に似たような失敗を経験していると思います。
今ではTwitterやその他ネットの中で様々な経験を共有してくれている人がいますので、それらの体験談を参考にしながら、自分なりのフリーランス生活を謳歌してみてください。
それでは、以上!