こんにちは。
今回は、リアルタイムで行なっている値上げ交渉について紹介していこうと思います。
単価とは?
会社員とフリーランスの大きな違いの1つは、自身の給料を自分で設定しなければいけないことでしょうか。
ある意味、芸能人や野球選手のように、その能力や貢献値、経験などによってはっきりと自分の単価を自分で決定したり、他人から決定されたりします。
翻訳や通訳などは、おおよその相場が決まっていることから、それに左右して大幅な値幅が見られる時というのは、本当に1握りの特別かつ経験豊富な人材に限られてくると思います。
これからフリーランスとして活動していこうと考えている方は、まずは自分の単価を設定しなければいけないということです。
単価の設定の仕方
単価の設定は、とにかく色々な案件を通して決めることや相手との相談の上で決定できることが1番良いですが、インターネット上にもいくつか単価の指針となる基準の額は転がっていますので、探してみるといいと思います。
検索ワードは、「Translation rate per word」とか「Translation Fee Freelance」とか色々です。
The average cost of a professional translator can range anywhere from $0.10 to $0.30 per word, depending on the language pair being translated, the quality of the translation, the turnaround time, and other factors.
atlfatranslate.com
ネット上の情報によればプロの翻訳者であれば1文字あたり$0.1から$0.3ほどの金額になっているようです。これはあくまでも指針ですので、この通りにすればいいということではありません。
仕事をくれるのは嬉しいけど…
今回紹介しようと思っている値上げ交渉については、今もリアルタイムで行なっている値上げ交渉なので、決裂する可能性もあるということです。
もし決裂して、契約が終わってもそれはそれで教訓としてここに記していこうと思いますし、何かいい方法があれば教えてください。
交渉の内容
値上げを交渉しようと思っている案件は、英語から日本語もしくは日本語から英語への翻訳の案件の文字数ごとの単価の交渉です。
例えば、戸籍謄本や銀行の引き出し・送金などの履歴を日本語から英語に翻訳したり、英語の説明書を日本語に翻訳したりするようなことを行なっていました。
最初のうちは、数日に1回とか、1日に1回程度の依頼でしたが、ここ数ヶ月は毎日のように2件から3件ほどの翻訳の依頼が来るようになりました。
しかも、その全てが当日中の翻訳を希望しているという案件です。
これだけ聞けば、毎日仕事があっていいじゃん!と思うかもしれません。
確かに、仕事があるならあるだけいいのは間違いありません。なぜなら仕事がなければフリーランスとしての活動はおろか、生活すらできませんので。。
問題はその単価です。
最終的な単価は、以下のように設定されていました。
この金額が高いか安いかについては、各々議論があることかと思いますので、私自身の意見はここで言うことはしません。いつも仕事もくれるし、ちゃんと給料も払ってくれているからです。
これは1件につきの金額ではありません、1週間(おおよそ書類10枚翻訳程度)の金額です。
ただ、私自身これだけの単価では生活もできませんし、何より時間を軸にした単価では安すぎるからです。
ついに交渉を試みる
この状況が続いていくと、結果的にジリ貧になってしまうと感じていたので、ついに交渉に動くことにしました。
私が送った文は以下の通りです。
結果
結論から言えば、交渉はうまくいきませんでした。
値上げの交渉をする際には、具体的な金額を提示して話し合うのも手かなと思いますが、私にとってはこれ以上継続して仕事を取り組んでいくべき相手ではないかなという判断のもとでの結果ですので、特に不満はありません。
継続して取り組んでいく相手を選ぶというのは、クライアントにとってもフリーランサーにとっても大変なことには変わりないとうことです。
まとめ
今回の経験から来るまとめは以下の通りです。
- 自分の単価を決定する
- 条件をしっかりと打ち合わせる
- 条件に合えば取り組む
- 合わなければ交渉する
- 決裂を恐れない
以上!