こんにちは。
本日は、Upworkでの仕事に英語は必要なのかどうかについて考察していこうと思います。
Upworkの公用語
Upworkは、アメリカ発のフリーランサーサイトであることもあって、サイト上でのクライアントとのやりとりのメインの言語は英語です。
時々(10個に1つか2つくらい)所在地が日本のクライアントがいたり、日本語を書いて求人してあるものを見かけることもありますが、初見の段階ではクライアントが日本人・日本語話者かどうかを見分ける方法はありません。(実はあるのかな?)
また、所在地が英語圏(アメリカ・イギリス・オーストラリアなど)以外のクライアントとやりとりする時にも、今まで英語以外でやりとりしたことはありません。
さらに、公式からの発表やQ&Aなども全て英語で記載されています。
つまり、英語以外の言語を使うことは滅多にないので、公用語は英語だと言ってもいいのかもしれません。
英語の必要レベル
では、英語はどの程度できればいいのか?
それは、プロジェクトによると考えます。
求人を読む ★〜★★
まず、Upwork内で仕事を自分の能力に適した仕事をするためには、求人情報を適切に読める必要があります。
このクライアントは何をしてほしいのか?いつまでに?どういうフォーマットで?など基本的に必要な情報は条件の中に記載している場合が多いので、それを読んで、自分の条件と合致しているかを判断する必要があります。
これに関しては、Google TranslateやDeepLなどの機械翻訳を使用して、内容を読んでも問題ないと思いますが、どちらにしてもその翻訳は完璧ではない場合が多いので、ある程度は自力で英語を読む必要はあるのかなと思います。
求人を適切に読んで理解していなければ、クライアントと繋がった時に、想定と違う…なんてことが発生しかねません。
クライアントとのやりとり ★★〜★★★
Upwork内での公用語は英語なので、基本的にクライアントとのやりとりは英語である場合がほとんどです。
では、クライアントは全て英語のネイティブかと問われれば、ネイティブであることとそうでないことの割合はおおよそ半々程度であると感じます。
Upworkで日本語の翻訳などを依頼しているクライアントの多くは、日本語対英語や日本語対何かの言語を翻訳してほしいというパターンがほとんどなので、結論から言えばフリーランサーは日本語は上手(ネイティブかそれ並)であってほしいけど、英語の能力は案件によって求められるレベルが違うということです。
私は、かなり複雑な要求や著しい長文でない限りは自力で読んで返事をしますが、意味がよく理解できなかったり、専門的な用語が出てくるような場合であればGoogle Translateを使って主旨理解し、返事することもあります。
実際のプロジェクトに取りかかる ★★★〜★★★★★
Japanese Translationの案件を例に挙げると、最初の募集条件の中にNo Machine Translateなどと記載している場合があります。
これは、Google TranslateやDeepLなどの機械翻訳を使用して翻訳しないでくれ、という意味です。
外国語から日本語に機械翻訳した時にも、文に若干の違和感を感じることがあるのと同様に、英語に機械翻訳した場合でも違和感がある言葉になってしまうことは多々あります。
機械翻訳を使うな、と指示が出ているのに機械翻訳を使って翻訳するということは、つまり契約に違反するということで即契約打ち切り、低評価とコメントを残されてSuccess scoreに傷が付く…なんていうことに繋がりかねません。
機械翻訳を使っていないのに、使ったでしょ?と問い詰められたりすることもあると耳にしたことがあるので、それに敏感なクライアントも一定数いるということです。
かといって、基本的な翻訳であればそこまで複雑怪奇な英語を使って仕事をすることはないと思っています。
今まで経験した中で多いのは、機械の説明書の翻訳・ゲーム内の用語の翻訳・手紙の翻訳などなどですが、長文を全文訳すというより1行ずつ訳しながら入力していくような仕事もあって、センター入試が何点ないと難しい、なんてことはないと思います。
英語がほぼ要らなかった仕事
ここからUpworkで行ったプロジェクトの中で、クライアントとのやりとり以外で英語が必要ではなかった仕事を紹介したいと思います。
Voice job (Voice overの場合もあり)
これは、アプリを携帯にダウンロードする必要がありましたが、アプリ内に表示された文字を携帯に吹き込み、音声として提出する仕事でした。おおよそ400フレーズほどの文章を吹き込んだと思います。
これは、英語ではなく日本語の音声の録音の仕事だったので、英語の能力は不要でした。
携帯にアプリをインストールして、そこに音声データを吹き込んで提出する案件は、初心者にも簡単に行える仕事ですが、携帯にインストールすることで、個人情報等が心配である場合には避けた方がいいかもしれません。
SRT ファイル作成
SRTファイルというものをご存知でしょうか?
SRTファイルとは簡単に言えば、動画などに字幕を入れる際に使用するファイル形式のことで、番号、時間、内容が細かく入っているものになります。
最近では、誰もが簡単に動画を作成できる時代になり、また海外の動画作成者の中には日本向けに日本語の字幕を入れて配信したいという人もいます。
SRTファイル作成は、日本語から英語のパターンは結構ありますが、中には日本語の音声をSRTファイルに日本語のまま作成してほしいという案件も存在します。
この場合、日本語の音声から日本語へのSRTファイル作成なので、英語は不要です。
SRTファイル作成の際に使えるソフトとしてはVrewやAdobe Premiere Pro などがあります。Vrewに関しては、登録のみで使用することができますので、初心者には有用かと思います。
まとめ(不安なあなたへ)
Upwork上での案件を行うにあたって、英語の能力が必要かどうかについて書くことを決めたのは、検索の中に、英語の能力を必要とするかどうかを不安に思っているような検索ワードが並んでいるのを発見したからです。
そのような人には以下のようなことを心がけてみるといいかもしれません。
- 英語はあくまでもツールでしかない
- とりあえず挑戦してみる
- 失敗も糧にする
- 英語や日本語以外の武器を身につける
英語はツールでしかない
クライアントから求められるレベルによりますが、英語とは基本的にツールでしかないと考えていいと思います。
まずは、登録して案件を探して読んでみるとか、実際に応募してクライアントと話をしてみるとか、それだけでも十分な進歩だと思います。それでお金を稼ぐことができれば、少しずつ苦手意識も薄れていくことかと思います。
とりあえず挑戦してみる
求人を読んで、そこに何が書いてあるかとかどういう条件なのかを読むことだけであれば、費用は一切かかりません。
できそう!と感じる仕事には応募してみるのも挑戦だと思います。
熟練のフリーランサーでもない限り、初めは絶対に緊張して、失敗してを繰り返して少しずつお金を稼げるようになった人ばかりだと思いますので、挑戦することは何も悪いことではありません。
失敗も糧にする
前回のブログで、Upworkでの失敗談について共有しました。
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://saigonovietnam.com/bussiness/upworkmistakes/ target=]
Twitterでも、同じような失敗をされた方はたくさんいらっしゃることが分かって、大なり小なり失敗をしている人は自分だけではないんだ、と安心したのを覚えています。
慣れないうちは、絶対に失敗すると思っていいと思います。
失敗の種類は色々ありますが、少なくとも初めから完璧にいける人なんて一握りだと思っていいと思います。偉そうに書きますが、私も今でもクライアントから怒られることもあります。
英語や日本語以外の武器を身につける
例えば Voice over の能力を身につける、動画編集の技術を身につけるなど英語や日本語の能力に頼らないスキルを身につけることも、今後必要になってくるのかなと感じています。
今やAIの進歩の凄まじいことになり、いずれは翻訳や通訳の仕事も脅かされる日が来るのかもしれません。大丈夫だろうと感じていても、そのうちすぐに取って変わられてしまう時代になってきているということです。
正直、言語に頼った業務はなくなっていく仕事だと思っています。
問題なのは、色々なことに挑戦して自分に合うスタイルを確立していくことだと思います。
それでは以上!